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土木工学を専攻しています。

ラオス・タイ・日本 学生間交流@東京 

こんにちは!先日、日本語教育センターに所属するラオス・タイの学生と日本の学生の間で交流会を行いました。この報告を日本語教育センターに所属するラオス出身のカブトくんにお願いしました。

みなさん、こんにちは。私の名前はkham keng、またはカブトと言います。文部科学省の奨学金で日本に来て、現在は日本語教育センターで日本語を勉強しています。来年の春には日本の高等専門学校に編入する予定です。

約1ヶ月前にラオスとタイの学生と横浜国立大学の学生の間での対面での交流会を催しました。最初はZoomを通してオンラインで交流、その後,東京周辺での交流を行いました。参加人数が多いこともあり、お互いをよく知るために、当日は二つのグループに分けて活動を行いました。

グループ1:渋谷にある明治神宮を散策しました

グループ2:近くのファミリーレストランで食事をしながら歓談

それぞれのグループは日本人学生3〜4人、ラオス・タイ人学生3〜4人で構成されていました。私はグループ1で新大久保駅から明治神宮まで歩きました。東京のような大都市にこんなにも大きな公園があることに衝撃を受けました。日本人が自然を愛していることがわかる光景でした。

明治神宮では、お賽銭に挑戦しました。5円玉を賽銭箱に投げ入れて、2回お辞儀をしました。明治神宮の境内を写真で撮ることが禁止されていたので、お賽銭の姿を写真に収めることができず残念でした。

その後、明治神宮の中にあるカフェで飲みものやアイスクリームを注文して話しながら休憩しました。5時20分には明治神宮が閉まるので、それまでに公園を出て、帰りは原宿から電車で新大久保駅まで帰りました。

このイベントによって、新しい人と知り合ったり、日本語の練習をしたり、充実した時間を過ごせました.今後もこのように日本とラオス・タイ間のそれぞれの文化への理解を深める機会があると信じています。

カブト

ラオス勉強会 〜ラオス文学者兼図書館活動家・安井清子さんを招いて〜

2020/12/17

今日のミーティングでは長年ラオスの教育に従事している関谷さんのお力のおかげで、現在ではラオスに居住するモン族の民話を研究、また、図書館の運営支援を行っている安井清子さんにお話しを伺うことができました。

安井さんがラオスでの活動のきっかけとなったのはタイの北東部での難民キャンプでモン族との出会いだそうです。文字をを持たないモン族には、多くの民話が口承で語り継がれています。安井さんはその多くの民話に魅了されながらも、それが時の経過とともに失われてしまうことが「もったいない」という思いから、カセットテープを片手に民話の記録を始めたそうです。

そんな思いの矢先、寄付をきっかけに図書館建設を志すようになったそうです。安井さんが図書館活動をする動機には、識字教育というものが必ずしも中心にあるのではなく、辛い現実に遭遇しているこどもたちが、本の中に広がる別の世界を通して、夢や異なった価値観を培って欲しいという思いがあります。特に印象に残った内容は、安井さんの図書館を利用していたこどもが成長して、図書館運営に携わっているということで、図書館活動がこどもに与える影響の大きさというものを実感させられました。

私たちも、一昨年、2019年にラオスのヴィエンチャン郊外に図書館を無事建設することができました。まだ運用が開始されてからまもなく、日本からラオスにある図書館を運営することの難しさを実感する日々であります。安井さんの経験を元に、私たちもこどもに夢を与えられるような図書館運営を目指してまいりたいと思います。

全体の集合写真